悩みを文章で相談するメリット|対面では話せない人へ

対面で話すことに、負担を感じていませんか

誰かに悩みを聞いてほしいと思っても、対面で話すことを想像すると、それだけで気持ちが重くなってしまう人がいます。

うまく話せる自信がない。話している途中で言葉に詰まってしまう。相手の反応が気になって、本当に言いたかったことを飲み込んでしまう。

そうした理由から、「相談したいけれど、相談できない」という状態になることもあります。

そんな人にとって、文章で相談するという方法があります。

文章での相談は、対面相談の代用品というより、自分のペースで気持ちを言葉にできる、別の相談の形です。

なぜ文章での相談が向いているのか

対面で話すときは、その場で言葉を返さなければなりません。

相手の表情や声、間の取り方なども目に入ります。そのため、本当に伝えたいことよりも、「変に思われないかな」「こんなことを言っていいのかな」と相手の反応を気にしてしまうことがあります。

文章なら、一度立ち止まることができます。

書いて、少し考えて、消して、また書く。

誰かの目の前ですぐに答えを出す必要がないので、自分のペースで「本当は何を伝えたいのだろう」と考える時間を持てます。

文章相談ならではのメリット

自分の気持ちを整理しながら伝えられる

頭の中ではまとまっていなかった悩みでも、文章にしてみると、少しずつ見えてくることがあります。

「何が嫌だったのか」

「いつから苦しくなったのか」

「本当は相手にどうしてほしかったのか」

書きながら、自分でも気づいていなかった気持ちが見つかることがあります。

相談するために文章を書くこと自体が、自分の状況を整理する時間にもなります。

言葉に詰まっても、待ってもらう必要がない

対面では、言葉が出てこない沈黙を気まずく感じることがあります。

文章なら、すぐに言葉が浮かばなくても問題ありません。

少し休んでから続きを書いてもいいですし、書き直してから送ることもできます。

「うまく話せなかったらどうしよう」と考えやすい人にとって、この時間の自由さは文章ならではの特徴です。

自分の時間で書ける

対面相談では、決められた日時に相談することが一般的です。

文章なら、自分が落ち着いて考えられる時間に書くことができます。

仕事や家事が終わったあと。夜、一人になったとき。ふと気持ちがあふれてきたとき。

「今なら書けそう」と思ったタイミングで、自分の気持ちと向き合うことができます。

書いたものを後から読み返せる

話したことは、時間が経つと忘れてしまうことがあります。

文章なら、自分が何を悩み、何を伝えたのかが残ります。

あとから読み返して、

「この頃はこんなことで悩んでいたんだな」

「少し状況が変わってきたな」

と気づくこともあります。

自分の気持ちの変化を知る材料になるのも、文章の特徴です。

顔を合わせずに相談できる

悩みそのものより、「人と向き合って話すこと」が負担になっている人もいます。

文章であれば、表情を作ったり、声の調子を気にしたりする必要はありません。

相談内容だけを、自分の言葉で伝えることができます。

対面では言いにくかったことでも、文字なら少しだけ書きやすい。そう感じる人もいます。

文章だから伝えられることもある

「文章だけで、自分の気持ちは伝わるのだろうか」

そんな不安を持つ人もいると思います。

確かに、文章には声の調子や表情がありません。

一方で、対面では恥ずかしくて言えなかったことを、文章なら書けることもあります。

何度も書き直しながら、自分に一番近い言葉を探せる。

それも文章だからできることです。

文章相談をするとき、きれいにまとめなくていい

「相談するなら、分かりやすく書かなければ」

そう考えると、かえって何も書けなくなってしまいます。

最初から事情を順番に説明する必要はありません。

「今日はすごく疲れました」

「誰にも言えないことがあります」

「自分でも何に悩んでいるのか、よく分かりません」

そんな書き出しでも構いません。

思いついた順番で書いていけば、あとから少しずつ話が見えてくることもあります。

相談するために、上手な文章を書く必要はありません。

文章相談が合いやすい人

文章での相談は、たとえば次のような人に向いています。

  • 対面や電話では緊張してしまう
  • 考えてから言葉にしたい
  • 相手の表情を気にしすぎてしまう
  • 決まった時間に相談することが難しい
  • 人には言いにくい悩みを抱えている
  • 話すより書くほうが気持ちを表現しやすい

もちろん、対面のほうが話しやすい人もいます。

大切なのは、どちらが優れているかではなく、自分が話しやすい方法を選ぶことだと思います。

「話せない」なら、書くという方法もあります

対面でうまく話せないからといって、相談をあきらめる必要はありません。

話すことと、書くこと。

同じ悩みを伝えるにしても、人によって使いやすい方法は違います。

「こころのよりみち」は、メールで悩みをお聞きする相談室です。

うまくまとめなくても、きれいな文章でなくても構いません。

誰にも言えずにいたことを、まず文字にしてみる。

文章での相談が、そんな選択肢の一つになればと思っています。