相談内容がまとまらないとき、最初のメールに何を書けばいい?

相談したいことはある。でも、いざメールを書こうとすると、何から書けばいいのかわからない。

書いては消して、また書いているうちに疲れてしまい、「もう少し頭の中を整理してから相談しよう」と、そのまま送れなくなることもあります。

けれど、最初のメールですべてをきれいに説明する必要はありません。

なぜ相談内容はまとまりにくいのか

悩んでいることは、頭の中できれいに整理されているわけではありません。

起きた出来事、そのとき感じたこと、昔のこと、今心配していることなどが、ひとかたまりになって存在しています。

それを誰かに読んでもらう文章にしようとすると、

「どこから書けばいいんだろう」
「これは説明したほうがいいのかな」
「長すぎたら迷惑かな」

と迷い始めます。

これは文章を書くのが下手だからではありません。

相談したいことが複雑であればあるほど、それを最初から順序よく説明するのは難しいものです。

「まとまってから相談しよう」と考えるより、まとまっていない状態からやり取りを始めてもいい、と考えてみてください。

最初のメールに書くことは4つで十分

何を書けばいいかわからないときは、まず次の4つだけを書いてみてください。

  • 今、困っていること
  • いつごろから続いているか
  • 誰が関係しているか
  • 今、どんな気持ちなのか

たとえば、

「家族との関係で悩んでいる」

「半年くらい前からつらくなった」

「母とのこと」

「疲れていて、どうしたらいいかわからない」

これだけでも十分に相談の入り口になります。

文章としてきれいにつなげる必要もありません。箇条書きのまま送っても構いません。

こんな短いメールでも相談は始められる

たとえば、最初のメールはこのくらいの長さでも大丈夫です。

「はじめまして。今、家族のことで悩んでいます。半年くらい前から続いています。うまく説明できないのですが、自分ではどうしたらいいのかわからなくなり、相談したいと思いました。」

これだけで、少なくとも「何について困っているのか」は伝わります。

詳しい事情は、その後のやり取りの中で少しずつ話していけばいいのです。

最初から長い説明を完成させようとすると、書くだけで疲れてしまうことがあります。

「全部説明するメール」ではなく、「相談を始めるためのメール」と考えると、少し書きやすくなります。

時系列がバラバラでも構わない

相談のメールを書いている途中で、

「そういえば、その前にもこんなことがあった」

と思い出すこともあります。

その場合も、最初から書き直す必要はありません。

思い出したところに、

「前後してしまいますが」
「あとから思い出したのですが」

と付け加えれば十分です。

相談を受ける側にとって、最初からすべてが整理された文章が届くとは限りません。

断片的な話を読みながら状況を理解し、必要なことがあればやり取りの中で確認していくことも、相談の一部です。

箇条書きすら浮かばないときは

「何に困っているのかさえ、うまく言えない」

そんなときもあります。

その場合は、メールを書こうとせず、まず誰にも見せないメモを作ってみてください。

順番も文章の形も気にせず、

「疲れた」
「家に帰りたくない」
「昨日また言われた」
「自分が悪いのかわからない」

というように、頭に浮かんだ言葉をそのまま書き出します。

一文になっていなくても構いません。

そのメモをあとから見て、「これは相手に伝えたい」と思う部分だけメールに移します。全部を送る必要もありません。

誤字をすべて直したり、同じ内容を何度も書いていないか確認したりすることにも、あまり神経を使わなくて大丈夫です。

相談のメールは、作文の試験ではありません。

相談しながら整理されていくこともある

話したい内容を整理してから相談するのではなく、誰かに話すことで初めて整理されていくこともあります。

質問されて答えているうちに、

「自分はこのことが一番つらかったんだ」

「本当は、このことを誰かに聞いてほしかったんだ」

と気づくこともあります。

そのため、最初のメールですべてを説明できなくても、それだけで相談を諦める必要はありません。

「うまく言えません」
「何から話せばいいかわかりません」

その一文から始めてもいいのです。

まとまっていない言葉のままでも

誰かに相談したいと思うほど悩んでいるときに、それを読みやすい文章にまとめる作業まで一人でしなければならないわけではありません。

最初に必要なのは、完成した説明ではなく、

「少し話してみたい」

ということを相手に伝えることです。

今日書けることを一つだけ書く。箇条書きにしてみる。「うまく説明できません」と最初に書く。

そのくらいからでも、相談は始められます。

「こころのよりみち」でも、きれいにまとまった文章を送っていただく必要はありません。

うまく言葉にできない悩みも、うまく言葉にできないところから、一緒に整理していければと思っています。